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フェルマータ
引きずって過ごした 期待もしてなかった
何かが変わる予感なんてなくて
諦めを患った それでも続けてくんだ
バカの一つ覚えみたいに 朝と夜を飲み干してゆくんだ
時間はまだ僕を縛るように 欲しいものを奪うように
笑える余地を残しながら 残酷に進んでいく
あとどれくらいあとどれくらい
思い続けていていいかな
囚われていてもいいかな
レールと車輪 擦れる音
つぶやいた想い 狙ったかのように
かき消して そしらぬ顔して僕の横を
黄色い電車が通り過ぎた
強引な言い分も 身勝手な立ち振る舞いも
まるで嘘みたい 巻き込まれて 朝と夜に色がついていくんだ
白んだ空が区切りつけるように勝手に押し出されてくように
色んなことを忘れながら 残酷に進んでいく
あとどれくらいあとどれくらい
ここに居続けてもいいかな
奏でていてもいいかな
振動と空気 跳ね返る音
はり上げた想い 吸い込まれぬメロディ
行く先を失い 消えてく事も出来ぬまま
巻き戻して巻き戻して巻き戻して
前見ようとしてもオーバーラップして
立ち止まりたいわけじゃない
置き去りにしたくないだけ
こんなに無様な愚かささえ
愛してくれた
あとどれくらいあとどれくらい
思い続けていていいかな
囚われていてもいいかな
レールと車輪 擦れる音
つぶやいた想い 狙ったかのように
かき消して そしらぬ顔して僕の横を
手を振る笑顔が通り過ぎた
君は突然訪れた春の嵐だ
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