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花火

差し出したその手をいつまでもずっと離さないでいて

襲い掛かるものは全て払ってあげるから

こないだ思いついたとても僕のお気に入りのメロディ

君のために書いた歌詞をのせて歌うから

 

土曜日の午後 自転車に乗り去年からのあの約束を

果たしに行こう 花火に行こう 鼻歌を歌いながら

 

今年も薄暗い空に この東京の夜に

無数に光散らばる星達がきれいだね

また来年も二人で見に来よう

 

天気予報はどこへやら雨は降らず涼しさが残って

夢中でした話に時間さえも忘れてたよ

 

ちょっと慌ててギリギリのタイム  河原の手前の住宅街

耳をすませば聞こえる 予想外のカウントダウン

 

迫ってくるリミットに急いで息を切らして

駆け足で向かう途中で響いた

まるで僕らの鼓動にも似た音と振動

 

 

差し出したその手をいつまでもずっと離さないでいて

握り返した手は僕もずっと離さないから

打ちあがるたび 交わす言葉は何度も同じ繰り返しだけ

でもそれだけで君の笑顔帰り道も消えないね

 

今年も薄暗い空にこの東京の夜に

無数に光散らばる星達もきれいだったね

また来年も二人で 見に行こう

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